エクセル(Microsoft® Excel®)で、計算式を大量に作成したブックでは、再計算に時間がかかり、他の作業ができなくなる場合があります。
再計算に関する設定について説明します。

計算方法の設定:自動、手動

エクセルの計算方法デフォルト設定では「自動」で、セルの変更(修正、追記、削除)をした時点で、開いているブック全体の(再)計算を自動的に開始するようになっています。
計算式を大量に使用しているブックでは、計算時間が非常に長くなります。そのため、パソコンが、この計算に費やされ、エクセルを含めた他の作業ができなくなったり、パソコンの反応が遅くなったりして、パソコン操作に支障をきたすことがあります。
(再)計算時間が非常に長いブックを操作する場合には、再計算を自動的に行うことをせず、手動で計算を行うことで、自分のタイミングで計算を開始することが可能になります。
計算方法の設定の自動、手動切替でこの対応が可能となります。

計算方法の設定:自動、手動設定

「計算方法の設定」自動、手動切り替え数式リボンの計算方法のブロックで「計算方法の設定」で、自動、手動の切り替えを行います。

再計算(手動設定時)

「再計算実行」をクリックすると、ブック全体の再計算を開始します。
「シート再計算」をクリックすると開いているシートのみの再計算を開始します。
補足:F9ボタンをクリックすると、「ブック全体の再計算」を開始します。「Shift+F9」ボタンをクリックすると「開いているシートのみの再計算」を開始します。


再計算の設定についての説明は、いかがでしたでしょうか。

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記事作成日:2018年5月7日 作成環境:Excel 2013、Windows8.1

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